Calexit(カリフォルニア離脱運動)という言葉

 EUからのイギリス離脱でBrexitという言葉が話題になったが。今度はカリフォルニア州の連邦離脱を目指すCalexitが話題になっている。2019年にカリフォルニア州の離脱の是非を問う住民投票をやろうという呼び掛け。住民投票への同意を求めるサイトでは以下のように離脱の利点を挙げている。逐語訳ではなく要約。

 9点に分かれているが言っていることは同じ。大陸の向こう側にいる奴らに勝手放題させるな。カリフォルニアのお金をカリフォルニアのためだけに使えばもっと社会と経済は良くなる。だから独立しよう。

 1、安全保障
 連邦政府は莫大な軍事費を投入している。カリフォルニアのお金を軍事費に使うべきではない。テロとの戦いにカリフォルニアを駆り出すべきではない。テロの標的になっているのはアメリカ政府である。だからカリフォルニアが独立国になればテロの標的にはならない。

 2、選挙制度
 大統領選挙でカリフォルニアは最多の投票人を抱えている。しかし、カリフォルニアの票が確定する前にほとんど選挙の結果は決まってしまっている。そのような選挙で選ばれた大統領になぜ我々は従わなければならないのか。それに我々が選出していない連邦下院議員や連邦上院議員、連邦判事、連邦行政官などになぜ従わなければならないのか。
 
 3、貿易
 連邦政府はカリフォルニアに余計な経済規制を課している。そのせいでカリフォルニアの経済は停滞している。カリフォルニアが連邦政府の管理下に置かれる限り、貿易で損害を被る。それに連邦政府はカリフォルニアが望んでいないTPPを強制しようとしている。カリフォルニアは独立して貿易を推進すべきである。

 4、税制
 カリフォルニアは莫大なお金を連邦政府に吸い上げられている。その結果、カリフォルニアは州内の税金を引き上げなければならない。カリフォルニアが独立すればカリフォルニアのお金をカリフォルニアのために使える。

 5、移民
 カリフォルニアは多様性を持っている。多様性はカリフォルニアにとって不可欠な要素である。しかし、連邦政府が規定する移民制度はカリフォルニアの経済的利益に反している。カリフォルニアが独立すれば我々自身の価値観に合った移民政策を決めることができる。

 6、天然資源
 連邦政府の認可の下、私企業が石炭、石油、天然ガスといった資源をカリフォルニアから持ち去っている。つまり、連邦政府はカリフォルニアの財産を売って私企業からロイヤリティーを徴収している。カリフォルニアが独立すれば天然資源から上がる収益を奪われずに済む。

 7、環境
 カリフォルニアは環境問題に関して世界的な先進地域である。連邦政府が地球温暖化が本当に深刻な問題か否か無駄な議論を続ける限り、温暖化対策は進まない。アメリカは地球温暖化に深刻な影響を与えている。もしカリフォルニアが独立すれば地球温暖化対策を大きく前進させられる。

 8、健康医療保険
 オバマケアによって医療費の削減と無保険者の減少が企図されたが、それでも多くのカリフォルニアの住民は健康医療保険を使うことができない。もしカリフォルニアが独立すれば、すべての人々に開かれた健康医療保険制度を作る。健康利用保険は普遍的な人民の権利である。

 9、教育
 カリフォルニアには多くの優秀な大学があるが、教育制度に多くの欠陥がある。それは子供達から機会を奪う。さらに教育レベルの低下による治安の悪化によって多くの税金が無駄に費やされることになる。もしカリフォルニアが独立すれば、連邦政府の画一的な教育政策から解放され、公教育を充実させることができる。