トランプ次期大統領記者会見

 トランプ次期大統領が記者会見を開催。2017年1月11日。その様子を冒頭の表明は全訳。質疑応答は主要部分だけ抜粋。

トランプ:

 記者会見は慣れ親しんだ場所だ。我々はほぼ毎日、記者会見をやっていたからな。記者会見のお蔭で我々は指命を獲得できたと思うよ。君達のお蔭だな。

 我々は記者会見をずっと止めていた。なぜなら不正確なニュースばかりだったからだ。しかし、俺は何かをちゃんと言っておかなくてはならない。そして、たくさんのメディアが今日、ここに来てくれたことに感謝する。君達は諜報機関が発表したたわ言を確認しに来たんだろう?誰が知るか、そんなこと。もしそんなことを諜報機関がしたら最大の汚点になるだろう。最大の汚点だ。なぜならそのようなことは絶対に書かれるべきではないからだ。絶対にあっちゃいけないし、発表されても駄目だ。

 しかし、俺は俺のことを長年にわたって良く書いてくれた一部のメディアには感謝する。本当に僅かだがな。彼らは、いんちきニュースやある特定の集団やテレビによって書かれた事実に強硬に対抗してくれた。

 だからこそ俺はこの部屋にいる多くの人々に賛辞を捧げる。俺はメディアに敬意を抱いているし、報道の自由を尊重している。しかし、俺は君達に言う。メディアの中には信じられないことにプロだと言っているメディアもあるな。ただ俺は君達を見直すようになっているぞ。いいか?

 よしよし。我々はここ数週間でいろいろ大きなニュースを聞いている。君達はきっと言ってもよいはずだ。俺がこの国を切り盛りする方法を積極的に模索していたと。多くの自動車会社がアメリカに移りつつある。その他の会社についても、アメリカ中西部で工場を建設中の企業についてこれから数週間で大きなニュースが報道されるだろう。
 
 昨日、フィアット=クライスラーが大きな工場を他国ではなく我が国に建設すると発表した。フォードもメキシコで10億ドルの工場を建設する計画を撤回してミシガンに移転して、既存の工場を拡大して操業すると発表した。

 フォードに感謝する。フィアット=クライスラーに感謝する。ジェネラル・モーターズもそれに倣ってほしい。そうなると俺は思っている。そして、もっと多くの人々がそれに倣うはずだ。たくさんの産業がアメリカに戻ってくるぞ。

 製薬産業も取り戻す。我々の製薬産業は壊滅的だ。製薬産業はそこら中から出て行っている。製薬産業は医薬品を供給するがアメリカで医薬品をほとんど作っていない。我々がやらなくてはいけないことは、製薬産業に対して新しい入札過程を導入することだ。なぜなら製薬産業は好き勝手やっているからだ。

 製薬会社はたくさんのロビイストを抱えている。その結果、医薬品に関する入札はほとんど起こらない。我々は世界で最も多くの医薬品を購入しているのにもかかわらず、適切に入札できていない。我々は入札を始め、長期間にわたって数十億ドルを節約する。

 他の多くの産業でも同じことをするつもりだ。F-35戦闘機について軍高官達とL協議したのを君達は覚えているだろう。予定よりも遅れているせいで数十億ドルが余分に掛かっている。俺はそんなの嫌だね。軍高官達はお気楽だね。俺は奴らに思い知らせたい。F-35戦闘機について大きな決定をするだろう。おそらくF-18戦闘機にもだ。できるだけコストを下げて、もっと戦闘機の質を向上させる。コンペを開くぞ。きっと素敵なコンペになるだろう。

 我々はいろいろなことに口出ししていくからな。ジャック・マー(アリババ創業者)に来てもらった。他にもすごい人々がここに来ているぞ。きっとすごいことをやってくれるに違いない。この国のためにすごいことを。彼らは積極的にやってくれるだろう。

 もし大統領選挙が今のようになっていなければ、彼らはここに来なかったはずだと俺は言いたい。彼らは俺のオフィスに来なかっただろうし、他の誰のオフィスにも来なかっただろう。彼らは他国で事業を展開しようとしていただろう。今、すごい時代の波が起ころうとしている。多くの人々が俺にこれまで見たことがないと語ったような時代の波がな。

 我々は雇用を創出する。俺は神がかつて創造した中で最も偉大な雇用の創出者になると言った。そのために一生懸命働くつもりだ。我々には少しの幸運も必要かもしれないが、我々はきちんと仕事ができると俺は思っている。俺は我々が成し遂げたことを誇りに思うようになるだろう。

 ただ我々はまだそれに取りかかっていない。大統領就任を楽しみにしている。素晴らしい式典になるだろう。優秀な人材がいる。様々な軍の部門から楽団が結成されている。その評判について俺はいろいろ耳にしてきた。彼らは最高だ。

 きっと素晴らしい日になるだろう。1月20日には特別な日になるだろう。我々は変革をもたしたのだから大群衆を迎えることになるだろう。

 世界がこれまで見たことがないような変革だ。多くの人々が想像すらできなかった変革だ。世論調査もな。世論調査の中には正しいものもあったが、多くの世論調査はそうではなかった。11月8日に諸州が次々に塗り分けられた様子は素敵だっただろう。

 我々は接戦州に熱心に働き掛けて報いられた。きっと諸州は多くの雇用を得て、安全を得ることになるだろう。退役軍人にとっても良いニュースがたくさんある。

 退役軍人について話しておきたいが、今日、デイヴィッド・シュールキンを次期退役軍人省長官に指名した。少し後で正式に発表するだろう。デイビッドは素晴らしい奴だ。きっと良い仕事をしてくれるぞ。

 俺の約束の一つは、退役軍人をめぐる状況を何とかすることだ。退役軍人はひどいからな。いろいろな病気で15日、16日、17日も待たされ、早期ガンになっても医者が見つからない。医者が見つかった頃には手遅れだ。そんなことは起きてはならないし、起こさせてはならない。

 デイヴィッドは素晴らしい仕事をするだろう。デイビッドを補佐する者達についても言っておこう。我々は、クリーブランド・クリニックやメイヨー・クリニックなど世界でも優れた病院の幾つかを退役軍人擁護局と提携させている。我々は一つの組織を作ろうとしている。

 そうした病院は最高ランクの病院だ。クリーブランド・クリニックのトビー・コスグローヴ医師のような優れた医者達も加わる。

 偉大な事業家のアイク・パルムッターも加わるぞ。退役軍人擁護局を退役軍人のために改善する。それはこれまでずっと約束してきたことだ。私はそれを何よりも強く感じている。

 デイヴィッドに関する情報を後で入手してくれ。デイヴィッドの業績に感心するはずだ。我々は長期的に精査した。我々は少なくとも100人からいろいろな話を聞いた。良い話も悪い話も。しかし、我々には優れた才能が揃っている。そして、時が経てばわかるはずだが、この人事はきっと良いことをもらたすだろう。なぜなら退役軍人は不公平に扱われてきたからだ。

 よし、質問はないか。

(以下、質疑応答は非常に長いので重要な部分のみ抜粋)
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質問:

 ・・・・・・たくさんあります。

トランプ:

 ありがとう。

質問:

 金曜日にあなたが受けた諜報機関のブリーフィングについて明らかにしておきたいことが幾つかあります。

トランプ:

 どうぞ。

質問:

 まず諜報機関のトップは事実無根の申し立てについて2ページの概要を提出しましたか?次に、プーチン大統領が民主党全国委員会にハッキングを仕掛けろと命令して、さらに共和党全国委員会にもハッキングを試みたという見解をあなたは受け入れますか?

 そして、もし受け入れるのであれば、アメリカに対してスパイ活動をするような指導者とどのような関係を築こうと考えていますか。

トランプ:

 まずご存じの通り、そういうブリーフィングは機密事項だ。だからブリーフィングでどうなったかは話せないね。

 ブリーフィングには同席者がたくさんいて、ここに今、その同席者がたくさんいる。だから情報でここで公開するのは不都合だと言っておこう。

 私は情報を見た。ブリーフィング以外の情報を読んだ。それはすべていんちきニュースだ。偽物だ。そんなことは起きなかった。我々の敵がそれを利用した。君達がそれを報道して他の者達もそれに倣ったからな。敵が団結して人々を騙そうとした。たわ言を一緒になって作り上げようとした。

 ブリーフィングの参加者ではなくブリーフィングに参加していない誰かがそれを公開したに違いない。そんなことは新聞に掲載するべきではない。公開するべきではない。しかし、レオは公開されたものを読んだ。俺はそれをひどいことだと思う。本当にひどいことだ。

 ハッキングに関して俺はロシアの仕業と思う。しかし、俺は他国からもハッキングされていると思う。2,200万人の名前がハッキングされて流出したことがあっったが、たいしたことではないという感じだったな。でもそれは異常なことだ。おそらく中国の仕業だな。

 我々はずっとハッキングを受けている。我々が今、やっていることは、優れた情報技術者を世界中から集めることだ。2週間前に世界でトップの6人をある場所に集めた。これまで集まったことがない連中だ。我々はそうした才能をまとめて防衛システムを構築する。

 民主党全国委員会はハッキングに対して完全に無防備だ。ろくな仕事をしていない。我々のような防衛システムを構築できていない。

 俺はラインス・プリーバスに全権を委ねた。なぜならラインスは世界と我が国で何が起きているかわかっているし、様々な企業に出向いてハッキングに対する強固な防衛システムを作るように指示する。

 奴らが共和党全国委員会をハッキングしようとしても無理だろう。

 我々は我が国も同じようにしなければならない。それはとても重要なことだ。

質問:

 ・・・・・・質問の最後の部分ですが・・・・・・プーチン大統領とどのように良好な関係を築こうとしていますか?

トランプ:

 ご存じの通り、プーチン大統領とロシアは、いんちきニュースは完全にいんちきだという声明を今日、出した。彼らは、そういうことは決してなかったと言った。

 今、「奴はきっとそう言っているだけさ」と言う者もいるかもしれない。

 私は彼が言った事実を尊重する。

 私は正直でありたい。もし彼が何が何かすれば、奴らはそれを公開するだろう。喜んで公開するに違いない。

 率直に言えば、奴らがもし共和党全国委員会をハッキングしていたとしても奴らはそれを公開しただろう。ヒラリーについて奴らが公開したように。その結果、(選挙顧問の)ポデスタ氏のようなヒラリーの周囲の人物がヒラリーを酷評することになった。

 もし誰かが俺についてポデスタ氏がヒラリーについて言ったようなことを言ったらどうするか。俺がボスだ。俺はそいつをすぐに首にする。なぜならポデスタ氏がヒラリーについて言ったことは本当にひどいからだ。

 思い出してほしい。我々はハッキングについて話している。ハッキングは悪いことであってやっては駄目だ。ハッキングされたことに注意を向けるよりもハッキングされたことから学ぶべきだ。

 ヒラリー・クリントンがテレビ討論の質問を事前に知ったのに、そのことについては報道しなかったのはなぜか。ひどいことだ。ひどいことだ。

 もしドナルド・トランプが事前にテレビ討論の質問を入手できていれば、歴史上、最高の話になったに違いないと思わないか。きっと奴らは「選挙戦から退場しろ」とすぐに言ったはずだ。誰もそんなことはヒラリーに言わなかった。ひどいことだ。

 そうだろ?

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質問:

 質問してもよろしいですか?

質問:

 ありがとう、次期大統領。
 
 諜報機関のレポートについて、結論の二つ目の部分で、大統領選挙であなたを支援するためにプーチン大統領がハッキングを指示したとあります。

 あなたはその見解を認めますか?オバマ大統領の対ロシア制裁をあなたは解除するつもりですか、それとも続けるつもりですか?

トランプ:

 そうだな。もしプーチンがドナルド・トランプを好きなら、それは不都合ではなく好都合だと考えるね。なぜなら我々はロシアとひどい関係だったからな。ロシアは、厄介な敵であるイスラム国との戦闘で我々を支援できる。現政権が誤った時期に撤退したせいでイスラム国を生んでしまった。(軍事的)空白が作られ、イスラム国が形成された。

 プーチン大統領がドナルド・トランプを好きかどうかについてだが、とにかくそれは不都合ではなく好都合だ。

 現時点で俺はプーチン大統領とうまくやっていけるか分からない。うまくやっていけるように願う。もしうまくやっていけなくても俺にとっては良い機会だ。俺がプーチンとうまくやっていけなければ、ヒラリーが俺よりもプーチン大統領に厳しいと君達は信じられなくなるだろう?ここにいる誰も信じられないだろう?そういうことだな。

質問:

 ・・・・・・あなたはあなたの事業からどのように手を引くつもりか聞きたい。しかし、まずロシアに関する見解を聞かなければならない・

 今日、ここでのあなたの話によれば、ハッキングは実際にあったと思っていますか?ロシアはあなたに経済的な影響力を持っていますか?もしそうでなければ、それを証明するためにあなたの納税証明書を公開できますか?

トランプ:

 ロシアとは何の取引もないとツイートした通りだ。ロシアにおける取引はない。なぜなら我々は近寄らないようにしているからだ。俺はロシアに借金なんかない。

 不動産業者として、俺はそんなに借金を抱えているわけじゃない。俺は資産を持っている。どれだけ会社が大きいかわかるだろう。俺にはたいした借金はない。借金は非常に少ない。ロシアの借金はまったくない。

 それを打ち消すことは重要だと俺は思っている。保証する。俺はロシアと取引をしたことがなく、借金もなく、交際関係もない。もし望めば我々はロシアと簡単に取引できたが、俺はそれを望まなかった。なぜなら俺はそれが問題になるとわかっていたからだ。だから俺は借金もなく、取引もなく、現在、係争中の問題もない。

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質問:

 ・・・・・・ハッキングが確かにあったと思いますか?ロシアと取引がないと証明するために納税証明書を公開しますか?

トランプ:

 今、監査中だから納税証明書を公開しない。

質問:70年代以来、国税庁の監査は・・・・・・・

トランプ:

 俺の納税証明書について気にしているのは記者だけだ。いいか。聞いてくるのは奴らだけだ。

質問:

 アメリカ国民はそれに関心がないと思っているのですか?

トランプ:

 そうだと俺は思っている。俺は勝ったから大統領になる。国民はそんなことを気にしていない。国民はまったく気にしていないと俺は思っている。

質問:

 今朝、我々はナチス・ドイツに住んでいるようだとあなたがツイートしましたが、それはどのような動機でツイートしましたか?アメリカ国民に何を伝えようとしたんですか?

トランプ:

 俺はそれはひどいことだと思っている。諜報機関が偽情報を漏らすのはひどいことだ。まさにそれはひどいことだと俺は思っている。ナチス・ドイツがやったようなことだ。偽情報の漏洩などは決して今後、起きてはならないし、国民に漏らしてはいけない。

 バズフィードは、がらくたのごみを書いているだけだが、もう十分に思い知っただろう。もう十分だ。CNNもわざわざいろいろでっちあげようと頑張っているようだな。

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質問:

 あなたが我々を攻撃するからだ。我々も質問してよいですか、次期大統領?

トランプ:

 よかろう。

質問:

 次期大統領、あなたは我々メディアを攻撃しているが・・・・・・

トランプ:

 おまえはだめだ。

質問:

 ちょっといいですか?

トランプ:

 おまえ達はまったくもってひどい。

質問:

 あなたは我々メディアを攻撃していますが、質問してもいいですよね?

トランプ:

 静かに。

質問:

 次期大統領、あなたは・・・・・・・。

トランプ:

 質問をしているだけだ。行儀良くしろ。行儀良く。

質問:

 あなたは我々を攻撃しているが、質問してもいいですよね?

トランプ:

 いいや、俺はおまえ達に答えるつもりはない。俺はおまえ達に答えるつもりはない。



質問:

 あなたは・・・・・・・。

トランプ:

 おまえはいんちきメディアだ。出て行け。

質問:

 あなたはあたまごなしに・・・・・・次期大統領、それはあまりに無茶苦茶だ。

トランプ:

 出て行け。

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トランプ:

 我々は毎年、数千億ドルの損失を出している。対中貿易と対日貿易、対墨貿易、その他で。我々はそのような(彼らにとって)分が良い取引はしない。

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トランプ:

 中国は、経済的に我々によりも完全に優位な立場にあり、南シナ海で強固な基地を築いて我々よりも優位な立場にある。ロシア、中国、日本、メキシコ、その他のすべての国は、過去の政権よりもずっと我々を尊重するようになるだろう。