アメリカ歴史旅VI―リー砦(ニュー・ヨーク・シティ近郊)

前回のアメリカ歴史旅Vに続いて今回はハドソン川を挟んでマンハッタン島の対岸にあるリー砦。独立戦争中、英国艦隊がハドソン川を遡上できないように築かれた。ただイギリス軍によって陥落させられた。

Far view of Fort Washington
ワシントン砦跡(遠景)

リー砦にはマンハッタン島からジョージ・ワシントン・ブリッジを渡る。けっこう長いので足に自信が無い人は歩くには不向き。あと高所恐怖症の人は橋を渡るのは危険。ブリッジからワシントン砦の跡地を北に向かって見下ろしている。手前がハーレムで向こうに見えるのはマンハッタン島の南部の中心街。ワシントン砦もリー砦と同じくハドソン川を固めていたが、イギリス軍の強襲で陥落。

Historical Marker of Fort Washington
ワシントン砦跡(近景)

目印のようなものはあるが特に見所はない。人気が無いからちょっと行くのはあまりお勧めしない。

Hudson River from Fort Washington
ワシントン砦側からハドソン川を挟んで見るリー砦

Fort Lee in New Jersey
パリセードと呼ばれる断崖の上にあるリー砦

Fort Lee in New Jersey
昔のリー砦

Museum of Fort Lee
リー砦の展示

Medical instruments in 18th Century
医療器具

真ん中の真鍮みたいなのは血を溜める道具。そのすぐ右側にあるのは手足を切り落とす時の締める道具、ナイフは切り落とす時に使う。それでT字型の金具は頭蓋骨を開けるための道具。

Shells in 18th Century
各種砲弾

長い棒みたいに見えるのはその名もバー・ショット。その飛翔の様子から「天使」とも呼ばれたという。すぐ下に見える鎖が付いた砲弾はチェーン・ショット。船に向けて撃ってロープや帆を切り裂いて動きを抑えた。

Soldier equipment in 18th century
イギリス軍の装備一例(蝋燭、ピストル、毛布、銃剣、ランタンなど)

Soldier equipment in 18th century
兵営の食べ物など

右にある煉瓦粉は油と混ぜてマスケット銃を磨くためのもの。ソルト・ホーンは塩入れ。

weapons in 18th century
障害物

Fort Lee in New Jersey
防壁の再現

Fort Lee in New Jersey
防塞の再現

アメリカ歴史旅VIIに続く。