LenovoのThinkPad が届くまでのまとめ

まず製品の名前を紹介。3697CTO(つまり、いろいろカスタマイズした)ThinkPad Helix。注文画面では、「10営業日+4日のお届け」となっていたが、これが本当なのはどうやら稀なケースらしい。通常は即納モデルを除いて納期に十分な余裕を持たせたほうがよい。

以下は時系列に沿って納品されるまでを説明。ネットではなかなかLenovoのThinkPad が届かないという声があるので私も検証を試みる。

1月18日、直販サイトで注文。ネットバンキングですぐに振り込み。

1月21日夕刻、入金のお知らせメールが来る。休日を挟んでいるので、「通常2営業日で確認メールを差し上げます」という約束は守られている。注文ステータスを確認すると「生産指示済」に。この時点では最終的な納期も出荷がいつになるかも分からない。

1月31日から2月7日。旧正月にて中国の工場がストップ。

2月8日、注文ステータスは「生産指示済」のままだが出荷予定日が2月10日、配達予定日が2月20日に決まる。「え、1ヶ月もかかるの?」と絶句。

2月10日、Lenovoから出荷の通知メール。NECロジスティクスのトラッキング番号が確認できるようになる。配送予定日はNECロジスティクスでは2月15日、Lenovoの注文ステータスでは2月17日。

2月10日、Lenovo工場から出荷済&輸送中。

2月12日午前9時、Lenovo配送センターで国内配送準備。

2月13日、Lenovoから納品のお知らせメール(15日に納品)。

2月14日午後4時、クロネコヤマト荷物受付・発送 新東京物流システム支店

2月16日午前0時、作業店 大阪ベース店到着。

2月16日午前9時 配達完了

実質、約1ヶ月かかった。これが普通なのかな。もし旧正月がなければ3週間で届いたかもしれない。日本国内で遅れたのは大雪のせい。もし大雪がなければ15日に届いていただろう。それにしても長かった。届いたHelixだが初期不良はない。液晶も問題ない。梱包も問題ない(外箱が少し凹んでいたが内箱には大丈夫)。しかし・・・・・・本体に指紋がけっこうついていたのが気になる。機能には問題ないが・・・・・・。とりあえず指紋を全部拭ってクリスタル・コート加工しておく。キーボードが剥げてしまうと困るのでコートは必須。

Helixにはデジタイザペン入力と音声入力ソフトを装備。キーボード・レスで快適入力を目指す。キーボードもなかなか悪くないけれども。せっかくの性能をいかさなくてはもったいない。まだ実験段階でいろいろ試している最中。Helixはキーボードをつけても薄いが、他の10インチや7インチのタブレットに比べて重いのは確か。ただ基本的な処理性能がよいのでそれは仕方ない。タブレット単体の場合は完全にCPUの性能を発揮できないようだが、キーボードに接続すると排気が効率的に行われるようになってCPUの能力を完全に引き出せる。ただ時々、ファンの音がうるさく感じる。

バッテリーがどれくらいもつかも重要な点。どのようなモードにするかによる。画面を暗くしたり、CPUの能力を落としたりするモードを選択すれば7時間はもつらしい。まったく何も気にせずにコンセントに繋いだ時と同じように使えば4時間程度だろうか。私の基準は、新幹線で新大阪から東京に向かう時間なので特に問題はない。

Helixはウィンドウズ8搭載だが、ペン入力を活用するのであれば8.1にヴァージョン・アップしたほうがよい。なぜならペンで手書き入力をするアプリが8.1になって改善されているから。ただ失敗する可能性もあるのでフラッシュメモリを使ってリカバリーを準備したほうがよい。Office 2013も入れておいたけど、Kingsoft Officeで十分だったかも・・・・・。

最後に残念な点をいくつか。本体に収納できるのはよいが、デジタイザペンがどうも安っぽい。私の持ち方が悪いせいかもしれないがボタンが押しにくい。また本体の電源スイッチが小さいうえにあまり凸という感じではないので押しにくい。あとイヤホンジャックとマイクジャックがそれぞれ1つずつあるわけではなく、イヤホンジャックとマイクジャック兼用ジャックが1つあるだけ。マイクジャックを単独で使いたい者には困った仕様。それに内蔵マイクをオフにする方法が分からない。おそらく兼用ジャックにマイクを接続すると自動的にオフになるようだが・・・・・。それに接続するマイクは対応していないものもある。今までデスクトップで使っていたマイクは使えず、スマホで使っていたマイクは使えた。どういう規格によるものか詳しいことは不明。ただThinkPad専用のアクセサリーも売っているからそれを買えば問題なかろう。今のところ、1年間の初期不良を除いてバッテリーは交換できないようだ。自分で交換もできないらしい。他に困ったのは収納できるケースがなかなかないこと。同等サイズのタブレット、もしくはノートがあまりなく、市販の収納ケースでは選択肢がほとんどない。スタイリッシュな専用ケースがあればいいのにな。

まとめておくと、ThinkPadは結局、デザインが好き。特にキーボードはこれではないと駄目。デスクトップも本体は別のメーカーだがキーボードはThinkPadと同じものを使っている。それにやっぱり黒の筐体がいい。たぶんデザインやキーボードが違えばこれ程、愛用することはないだろう。実は5年前に買ったノートもThinkPadだが、現在の母のもとで活躍中。バッテリーはさすがに駄目になっていて、キーボードも随分剥げてしまったが、他は特に問題なく動作する。もちろんCPUもメモリもそれなりなので処理は早くないが、ライト・ユーザーの母にはそれで十分だ。

このようにThinkPadについて熱く語ったが、私はLenovoの回し者ではなくてただの一般ユーザーであることを明記しておきたい。